君をトリコにする方法
「……瞬、さっきはほんとごめんね。自分のことばっかりで瞬の気持ちないがしろにしちゃってた。瞬はいつも私の気持ち大事にしてくれるのに」
誠心誠意気持ちをこめて。
このままじゃ本当にデートが楽しくなくなってしまう。
ちらりと瞬の様子をうかがう。
瞬は私の方を見ると、いつものようにため息をついた。
「いいよ。どうせ花音に楽しんでもらいたいとかそんな理由だったんだろ」
「うっ……バレてたんだね……」
「それくらいわかる。でも」
そこでぷつりと言葉が途切れる。
な、なんだろう……
言いにくいことかな。
怖くなってドキドキしながら続きの言葉を待っていると、瞬とぱちっと目が合う。
「……でも、それでも、今日は別のヤツのことじゃなくて俺のことだけ考えてほしかった。初デート楽しみにしてたの俺だけみたいだしショックだったんですけど」
「えっ……」
ドキン、と心臓が大きく鳴る。
私のせいだし不謹慎だけど、そんなこと思ってくれてたなんて思わなくて。
それに瞬、昔のときみたいに拗ねてる。
誠心誠意気持ちをこめて。
このままじゃ本当にデートが楽しくなくなってしまう。
ちらりと瞬の様子をうかがう。
瞬は私の方を見ると、いつものようにため息をついた。
「いいよ。どうせ花音に楽しんでもらいたいとかそんな理由だったんだろ」
「うっ……バレてたんだね……」
「それくらいわかる。でも」
そこでぷつりと言葉が途切れる。
な、なんだろう……
言いにくいことかな。
怖くなってドキドキしながら続きの言葉を待っていると、瞬とぱちっと目が合う。
「……でも、それでも、今日は別のヤツのことじゃなくて俺のことだけ考えてほしかった。初デート楽しみにしてたの俺だけみたいだしショックだったんですけど」
「えっ……」
ドキン、と心臓が大きく鳴る。
私のせいだし不謹慎だけど、そんなこと思ってくれてたなんて思わなくて。
それに瞬、昔のときみたいに拗ねてる。