君をトリコにする方法
♢
「おはよう!」
教室に着くなり元気に挨拶すると、クラスのみんなが返してくれる。
自分の席に座ると、後から入ってきた瞬も自分の席に着くのが見えた。
筆箱やら教科書やらを準備していると、すぐに友達の女子ふたりが来てくれる。
「おはよう希帆。今日も幼馴染くんと一緒に来たの?」
「希帆ちゃんおはよう!やっぱり仲がいいんだねえ」
からかうように声をかけてきたのは、中川澪。
黒髪ストレートに綺麗な顔とメイク。
見た目は清楚だけれど、中身は割とサバサバしていてがさつなところもある。
そんなギャップ萌えな友達と。
おっとりふわあっとしているのは、神楽優愛ちゃん。
全体の色素が薄くて柔らかい印象があるのと、ツインテールがガチで似合うかわいい顔をしてる。
期待を裏切らないどこか天然なお友達。
「ふたりともおはよう!いつも言ってるけど、瞬とは家が隣だから道のりも同じで……」
「だから一緒に登校してるだけ、ね。そうには思えないけどね~」
「ふふ、うん。ふたりが付き合ってても驚かないよ」
呆れた表情の澪と、にこにこ笑顔な優愛ちゃん。
毎日毎回違うと否定しているけれど、この話題がなくなることはない。
小さい頃から周りに何百回とされたこの話。
今までは本当にそういうのじゃないから迷惑なだけだったけれど、今は違う。
「おはよう!」
教室に着くなり元気に挨拶すると、クラスのみんなが返してくれる。
自分の席に座ると、後から入ってきた瞬も自分の席に着くのが見えた。
筆箱やら教科書やらを準備していると、すぐに友達の女子ふたりが来てくれる。
「おはよう希帆。今日も幼馴染くんと一緒に来たの?」
「希帆ちゃんおはよう!やっぱり仲がいいんだねえ」
からかうように声をかけてきたのは、中川澪。
黒髪ストレートに綺麗な顔とメイク。
見た目は清楚だけれど、中身は割とサバサバしていてがさつなところもある。
そんなギャップ萌えな友達と。
おっとりふわあっとしているのは、神楽優愛ちゃん。
全体の色素が薄くて柔らかい印象があるのと、ツインテールがガチで似合うかわいい顔をしてる。
期待を裏切らないどこか天然なお友達。
「ふたりともおはよう!いつも言ってるけど、瞬とは家が隣だから道のりも同じで……」
「だから一緒に登校してるだけ、ね。そうには思えないけどね~」
「ふふ、うん。ふたりが付き合ってても驚かないよ」
呆れた表情の澪と、にこにこ笑顔な優愛ちゃん。
毎日毎回違うと否定しているけれど、この話題がなくなることはない。
小さい頃から周りに何百回とされたこの話。
今までは本当にそういうのじゃないから迷惑なだけだったけれど、今は違う。