君をトリコにする方法
♢
優愛ちゃんオススメのケーキ屋さんは、とにかくおしゃれだった。
外観は白と青で統一されていて、まるで外国のような雰囲気。
もちろん店内もおしゃれで、圧巻されながらケーキとドリンクを注文し席に座る。
「わあー!ふたりのケーキも美味しそうだねえ」
優愛ちゃんがキラキラした目でお皿に載ったケーキを見る。
私は定番のショートケーキ、澪は甘さ控えめのガトーショコラ。
そして優愛ちゃんは季節の果物が載っているミルクレープ。
「ふふ、優愛ちゃんひとくちいる?」
「あたしのもあげるわよ」
「ええっ、ありがとう~!わたしのもあげるね!」
こうして結局3人で分け合いっこした。
「ん~っ!どのケーキも美味しい~!」
「さすが、スイーツ大好きな優愛のオススメなだけあるわね」
「うんうんっ、優愛ちゃん美味しくておしゃれなお店たくさん知ってるよね!」
澪と私が褒めると優愛ちゃんは嬉しそうにえへへと笑う。
そういえば3人でこうして遊ぶのは久しぶりかもしれない。
ふたりとも付き合いが悪いわけじゃないし、3人っていう奇数だけど2対1になってギスギスする……なんてこともない。
きっとお互い気を遣ってたんだ。
澪は吉川くんと付き合ってるし、優愛ちゃんは今恋人はいないけど当たり前にモテるし。
私は……まあ瞬と仲がいいから、昨日の優愛ちゃんみたいにふたりきりになるようにしてくれたりとか。
恋愛が第一!
っていうわけじゃないし、もちろん友達も大切だけど、邪魔にならないようにって無意識に気を遣ってたのかも。
優愛ちゃんオススメのケーキ屋さんは、とにかくおしゃれだった。
外観は白と青で統一されていて、まるで外国のような雰囲気。
もちろん店内もおしゃれで、圧巻されながらケーキとドリンクを注文し席に座る。
「わあー!ふたりのケーキも美味しそうだねえ」
優愛ちゃんがキラキラした目でお皿に載ったケーキを見る。
私は定番のショートケーキ、澪は甘さ控えめのガトーショコラ。
そして優愛ちゃんは季節の果物が載っているミルクレープ。
「ふふ、優愛ちゃんひとくちいる?」
「あたしのもあげるわよ」
「ええっ、ありがとう~!わたしのもあげるね!」
こうして結局3人で分け合いっこした。
「ん~っ!どのケーキも美味しい~!」
「さすが、スイーツ大好きな優愛のオススメなだけあるわね」
「うんうんっ、優愛ちゃん美味しくておしゃれなお店たくさん知ってるよね!」
澪と私が褒めると優愛ちゃんは嬉しそうにえへへと笑う。
そういえば3人でこうして遊ぶのは久しぶりかもしれない。
ふたりとも付き合いが悪いわけじゃないし、3人っていう奇数だけど2対1になってギスギスする……なんてこともない。
きっとお互い気を遣ってたんだ。
澪は吉川くんと付き合ってるし、優愛ちゃんは今恋人はいないけど当たり前にモテるし。
私は……まあ瞬と仲がいいから、昨日の優愛ちゃんみたいにふたりきりになるようにしてくれたりとか。
恋愛が第一!
っていうわけじゃないし、もちろん友達も大切だけど、邪魔にならないようにって無意識に気を遣ってたのかも。