【短】わたしの守りたいもの
「シュナ、聞いて?」
アルシェはゆっくり優しく言った。
「パパとママ遠くに旅に行ったの。だからしばらく帰って来ないの」
アルシェが出した答えはこれだった。
「しばらくってどれくらい?パパとママに、会えないの?」
シュナは涙を流していた。
「大丈夫。すぐ帰って来るよ。シュナがいいこにしてたらね」
アルシェはニコッと笑った。
それが作り笑いだと言う事を
シュナは知らない…
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