【短】わたしの守りたいもの




「いい加減にしてよ、鬱陶しい」


「お、姉ちゃん…落ち着いて…よ」


あまりの変わりようにシュナは戸惑いを隠せない。



「自分だけが辛いみたいな顔して。

あたしがあんたの為にどれだけ我慢したと思ってんの?

あたしだって辛い気持ちをずっとこらえてきた。

それなのに何で?

自分の気持ちばっかりをあたしにぶつけないでよ…」



アルシェは泣き崩れた。








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