何色にも変われるきみ
礼央side
和香が小学校の頃の話をしてからだいぶ経ってもうすぐテストと夏休みになる。
相変わらず僕はクラスの人とはほとんど話してなくて、唯一和香とだけは会話をしている。
和香も僕以外の人と話しているのを見かけない。和香の瞳のことにみんなが気付いているのかも、正直よくわかっていない。
ただ、いまは傷つかなければそれでいいと思う。心に傷がついたらそれで終わりだから。
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昼休み、いつも通り和香と昼食をとる時に僕の後悔を話した。
聞いてもらえるか分からなかったけど、和香には話してもらったのに僕は話さないのはフェアじゃないと思ったからだ。