秘密主義の楓くん
保育園を出ると、悠成と凛太郎くんが仲良く手を繋いで花壇のうちに座って待っていた。
「あっちゃんどうしたの?」
心配そうにする悠成。
「あっちゃん、ちょっと疲れたんだって。だから、凛太郎と手をしっかり繋いでるのよ」
「わかった!」
そう言うと、2人はお互いしっかりと手を繋ぎ直し、凛太郎は楓くんの手を握る。
保育園では隣の人と手を握って歩くように言われているのだろう
それをちゃんと守っているのが、可愛らしい
公園は5分ほど歩いたところにあるため、すぐに着いた。
すぐに悠成と凛太郎は遊び始め、私と楓くんはベンチに座る。