秘密主義の楓くん
少しして遊び疲れたのか、2人がベンチにやってくる。
しかしその2人の姿に私たちは驚愕。
「どうしたの、2人とも」
どうすれば、そこまで汚れることができるのか?
と思うほど泥だらけに
「しゅなばにお池作った!」
悠成が指差す方には、砂場の中央付近に水溜りができている。
「凄いね悠くん。でーも、こんなに服汚しちゃダメでしょ」
「ごめんなさい」
しゅん…と、眉を垂らし謝る悠成。
「次からは汚しちゃダメだよ」
「うん!」