秘密主義の楓くん
「ただいまー!」
家に着き、悠成と紅音は早速靴をほったらかして玄関を上がる。
「2人とも、ちゃんと靴並べなさい」
「はーい」
もちろん私に注意されることが分かっている2人は、きちんと靴を並べてから洗面所に。
「凛太郎くんも悠成の後ついていって」
「うん」
凛太郎くんもしっかり靴を並べて、ペタペタと悠成の後を追う。
「本当に迷惑じゃない?それにご飯の買い出しも行かないといけないんじゃ?」
「あの子達がお風呂に入ってる間に買いに行くわ」
「だったら僕もついて…」
「園児3人残していくわけにも行かないし、楓くんは3人の面倒見たいてくれる?なんならお風呂も一緒に入ってくれても良いわよ」