秘密主義の楓くん



「楓くん、チビたち3人じゃ心配だから、やっぱ一緒にお風呂入ってもらえる?
着替えは後で持ってくるから」



そう言って楓くんを脱衣所に放置して、私は扉を閉めた。


そしてお父さんの部屋から着替えを取り、新しい肌着も用意する。



そろそろお風呂に入った頃かな?


脱衣所から音がしないことを確認し、扉を開ける。




わちゃわちゃと3人の楽しそうな声が聞こえてくる。



「楓くん、着替え、棚に置いておくから、適当に使って」



「ありがとうございます」



扉越しで会話をする。




「今から買い物に私は行くから、3人のこと宜しくお願いします」



「わかりました」



そう伝えて私はカバンと財布を持って家を出た。




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