黒い桜の花は、散ることしか知らない(中)
食べ飲み放題1万円のホストクラブに行くと、新人が入っていた。
新人の名前は、N。
Nがついた時、いっぱい、話した。
あたしは、Nの話し方から、「(どこかでしていた?)」と、思ったので、Nに聞いてみた。
「話し方から、どこかでホストしてた?」
「うん。
埼玉で。」
「埼玉?!
埼玉の人?」
「ううん。
地元は、こっち。」
「そうなんだ。」
それから、他愛のない話しをして、Nは、別の席に行った。
あたしは、既に担当が居たけど、N店は、指名がえ自由なので、Nを指名しようと、思っていた。
そんな時に、Nが、あたしの前を通ったので、声をかけた。
「ねぇ!
その指輪、カッコいい!!
見せて?」
Nを呼び止める、口実だった。
Nは、立ち止まり、指輪を見せてくれた。
「やっぱ、カッコいい!!
これ、ちょうだい?」
冗談のつもりだった。
だけど、Nは違った。
「いいよ。」
「(本当にくれるの?)
(いいのかな…。)」
Nは、指輪を外して、本当にくれた。
「ステンレスだから、安物だよ?」
「ステンレスの方がいいの。
ありがとう!!」
普通に、指輪をくれたことに、驚いた。
「(誰にでもあげてるのかな…?)」
そう思ったら、ちょっと、悲しかった。
それでも、あたしは、指輪をつけて、ニコニコしていた。
すると、そこに、担当が戻ってきた。
Wは、指輪に、すぐ、気付いた。
「その指輪、どうしたの?」
「もらっちゃった。」
「ふぅん…。」
Wは、自分の指輪を見せてきた。
「これ、俺の指輪。
どう思う?
カッコいい?」
「(なんで、そんなこと聞くんだろ…。)
うん。
カッコいい。」
「欲しい?」
「えっ?!」
「あげるよ。」
「えっ?!」
そう言って、指輪を外す、W…。
「はい。」
「ありがとう…。
(Nへの敵対心…?)」
Wからも、指輪をもらってしまった。
あたしとMちゃんは、沢山、食べて、飲んで、満足して帰った。
新人の名前は、N。
Nがついた時、いっぱい、話した。
あたしは、Nの話し方から、「(どこかでしていた?)」と、思ったので、Nに聞いてみた。
「話し方から、どこかでホストしてた?」
「うん。
埼玉で。」
「埼玉?!
埼玉の人?」
「ううん。
地元は、こっち。」
「そうなんだ。」
それから、他愛のない話しをして、Nは、別の席に行った。
あたしは、既に担当が居たけど、N店は、指名がえ自由なので、Nを指名しようと、思っていた。
そんな時に、Nが、あたしの前を通ったので、声をかけた。
「ねぇ!
その指輪、カッコいい!!
見せて?」
Nを呼び止める、口実だった。
Nは、立ち止まり、指輪を見せてくれた。
「やっぱ、カッコいい!!
これ、ちょうだい?」
冗談のつもりだった。
だけど、Nは違った。
「いいよ。」
「(本当にくれるの?)
(いいのかな…。)」
Nは、指輪を外して、本当にくれた。
「ステンレスだから、安物だよ?」
「ステンレスの方がいいの。
ありがとう!!」
普通に、指輪をくれたことに、驚いた。
「(誰にでもあげてるのかな…?)」
そう思ったら、ちょっと、悲しかった。
それでも、あたしは、指輪をつけて、ニコニコしていた。
すると、そこに、担当が戻ってきた。
Wは、指輪に、すぐ、気付いた。
「その指輪、どうしたの?」
「もらっちゃった。」
「ふぅん…。」
Wは、自分の指輪を見せてきた。
「これ、俺の指輪。
どう思う?
カッコいい?」
「(なんで、そんなこと聞くんだろ…。)
うん。
カッコいい。」
「欲しい?」
「えっ?!」
「あげるよ。」
「えっ?!」
そう言って、指輪を外す、W…。
「はい。」
「ありがとう…。
(Nへの敵対心…?)」
Wからも、指輪をもらってしまった。
あたしとMちゃんは、沢山、食べて、飲んで、満足して帰った。