Welcome to the underground〜地下室は私たちのパラダイス〜
ロゼはあたしより10センチくらい背が高い。
手足が長くて、モデルみたいな体型をしている。
「ごめん…さっき言いすぎた?」
不安そうな顔が、あたしを覗き込んでくる。
「ううん…」
視線を合わせると、ハシバミ色の綺麗な瞳が曇っている。
「大丈夫だよ」
あたしは無理やり笑って答えた。
「今日はドラム叩けるからさ」
ロゼが肩をたたく。
「お母さん出かけてるから、叩きたい放題だよ」
「留守なのに、大丈夫なの?」
「今朝、許可とったから、大丈夫!」
ロゼがいたずらっぽい笑顔をうかべて、親指を立てた。
伸ちゃんのことを「愛想がない」と言うロゼだけど、彼女の愛想のなさは、伸ちゃん以上だ。
見た目に反したぞんざいな言葉使いと、はっきりとした表情。それを見せるのは彼女が気を許したごく一部の人だけ。
手足が長くて、モデルみたいな体型をしている。
「ごめん…さっき言いすぎた?」
不安そうな顔が、あたしを覗き込んでくる。
「ううん…」
視線を合わせると、ハシバミ色の綺麗な瞳が曇っている。
「大丈夫だよ」
あたしは無理やり笑って答えた。
「今日はドラム叩けるからさ」
ロゼが肩をたたく。
「お母さん出かけてるから、叩きたい放題だよ」
「留守なのに、大丈夫なの?」
「今朝、許可とったから、大丈夫!」
ロゼがいたずらっぽい笑顔をうかべて、親指を立てた。
伸ちゃんのことを「愛想がない」と言うロゼだけど、彼女の愛想のなさは、伸ちゃん以上だ。
見た目に反したぞんざいな言葉使いと、はっきりとした表情。それを見せるのは彼女が気を許したごく一部の人だけ。