愛は惜しみなく与う【番外編】
でも本当に可愛い


「俺外でちょっと、、おっ始めそうになった」


あれはやばかったな。
もう少しでもあんな反応されたら、止まらないから、当分の間は鋼の心を徹するしかない。


「泉は好きな子とするの初めて?」

「初めても何も5年も何もしてねーよ」

「セカンド童貞だね」

「なんとでも言ってくれ」


やり方も何も覚えてないし、触れたら壊れそうで怖いし。


「緊張する?」

「え?俺に聞いてる?」

慧は小さな声で笑う


「緊張するよ」


……そう、だよな


「好きな子なら、緊張する。手も震える。大事すぎて怖いよ」


泉もなかなか手は出せないかもね。そう言われた。 
慧でも緊張するのか。


「どうやるんだっけ」

「流石にそれを俺が教えるのはおかしくない?」


やめてよと大爆笑
いや、半分冗談半分本気だ


「ガチで、当分無理だ。付き合ってるって実感して、彼女って言い慣れたらにする」

「えー?それっていつになるの?一年後?」


いつになるやら
でもな


「志木さんとか、雄作さんとか…殺されそう、俺」


笑えない冗談
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