愛は惜しみなく与う【番外編】
ひ、に、ん?


「えっと…そうか」


あたし、、あんまり考えてなかったや。
フワフワした気持ちやったけど、急に付き合うのが深刻になった。

キスだけちゃうわな


『杏様!?!?まさかもう!!!』

「うるさいなーそんなすぐせんやろ?」

『知りませんよ!泉は杏様のこと大好きなんで、止まるかどうか…』


…ようわからんけど、言いたいことは分かった。


「心配かけるようなことはせんよ」

『分かってるのか怪しいですが…でもそうですね』


一呼吸置いて志木はキリッとした声を出した



『おめでとうございます。泉ならあなたを幸せにしてくれると思います』


「あ、ありがとう」


まぁそれは思うよ。泉はすごい優しいし。ただ志木と話してすこし疑問に思ったことがある。


「なぁ」

『どうしました?』



「結婚して初めての夜に、そーゆうことするんじゃないの?」


結婚しようとは言われたけど、まだ学生やしな?なんか…そんなことすると思ってなかったんやけど。

ん?


電話つぶれた?志木の声が聞こえなくなった。
電波悪いんかな?


「おーい」
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