愛は惜しみなく与う【番外編】
「勝手に俺が判断した。悪かったな。ただ女襲わせるのはナシだ。杏が襲わせたように見せかけて、お前を怒らせて、烈火と凰牙をぶつけようとしてたらしい」


「…本当にすまない!!俺の管理が行き届いてなかった。まじで嫌な思いさせてごめん。怖い思いさせてごめん」


岡部はほんと、いいやつ

なんで不良なんてしてるんだか



「ほんま、正々堂々しようや。クリスマスの時も、こいつらがネチネチと闇討ちとかしてきたんやろ?あかんで!チームの格が下がる!」

あんたなぁ!
そう説教しだす。

岡部もハイ!ハイ!と返事よく聞いている。

へんなの


何よこの空気


そして次第に倒れていた凰牙の人たちは起き上がる。

岡部を見て気まずそうな顔

ここからは凰牙の人たちだけの話し合いだもんね。あたしも正直早く帰りたい。


そして


櫻井に頭を下げられた

約束通り


謝って許されることじゃないけど、怖がらせて申し訳ない。そう言った。

なんだろうね

あの子が言ってくれた瞬間から、少し心は軽くなったから大丈夫。
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