愛は惜しみなく与う【番外編】
「いや、そうよな。ふうちゃんの言う通りや。自信がないというか、付き合ったこともないし、どうしたらいいのかと……まぁ自覚がない」
ケロリと、付き合ってる自覚がまだない!と言いのけた。
付き合いたては、もうラブラブで仕方ないでしょ?
泉くんの…そんなラブラブ見てみたかった。
泉くんの彼女なんて、ふんぞりかえる女になりそうなのにね。
謙虚。謙虚といっていい性格かは別として。
「悪い、待たせた」
そこに泉くんが戻ってきた。
いや、でもさ
見ててわかるよ
目が違うから
泉くんが杏を見るときは、優しい目をしているから。
ようやく長かったあたしの恋も終わった。
あたしはモテるから。人から妬まれることが多かった。男女のいざこざなんて、よく経験している。
だからかな。
嫌がらせされるのもするのも慣れている。
なのにこの子だけ違った。
ちゃんとぶつかってくれた
今はすごく感謝してる
「2人とも、本当にありがとう。」
素直にそう言える
「ふうちゃん、何かあったら連絡して!」
また殴り飛ばしに行くわ。
そう言ってくれるなかなか強い味方ができた。
さよなら、あたしの恋
ありがとう
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ケロリと、付き合ってる自覚がまだない!と言いのけた。
付き合いたては、もうラブラブで仕方ないでしょ?
泉くんの…そんなラブラブ見てみたかった。
泉くんの彼女なんて、ふんぞりかえる女になりそうなのにね。
謙虚。謙虚といっていい性格かは別として。
「悪い、待たせた」
そこに泉くんが戻ってきた。
いや、でもさ
見ててわかるよ
目が違うから
泉くんが杏を見るときは、優しい目をしているから。
ようやく長かったあたしの恋も終わった。
あたしはモテるから。人から妬まれることが多かった。男女のいざこざなんて、よく経験している。
だからかな。
嫌がらせされるのもするのも慣れている。
なのにこの子だけ違った。
ちゃんとぶつかってくれた
今はすごく感謝してる
「2人とも、本当にありがとう。」
素直にそう言える
「ふうちゃん、何かあったら連絡して!」
また殴り飛ばしに行くわ。
そう言ってくれるなかなか強い味方ができた。
さよなら、あたしの恋
ありがとう
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