愛は惜しみなく与う【番外編】
私用で出掛けるなんて…家のこととか以外何もなかった。

だから久しぶりすぎて変な感じ。


バイクを停めている駐輪場はこのマンションから少し離れている。
流石にこのマンションに、ガラの悪いバイクは何台も停めれない。

何やら可愛い袋に入った弁当箱2つと水筒。


それを抱えて駐輪場まで向かう。


杏から連絡が来ていた


『お茶買ってきといて!忘れてたわ!』


とLINEが。
要件のみの杏のLINE
俺も元々携帯なんて電話くらいしか使わないけど…

こんなもんか

駐輪場に入る時、前から見覚えのある奴らが3人歩いてきた。


黒蛇の奴ら…だっけか
黒蛇も岩見が辞めてから大人しくなったが、また活発になってきている。

春に向けて


そして黒蛇の奴らは俺を視界に入れた


さて、どうするかな。
弁当持ってるから、殴れない…

うーん

そう思ってると、近くまで来た男たちは、俺を見て、ヒィィと声を上げて走り去った。

なんなんだ?

戦力関係なく突っ込んでくるイメージだったのに。
< 194 / 645 >

この作品をシェア

pagetop