愛は惜しみなく与う【番外編】
誰も、見てないよな?

一瞬で周りを確認して、周りに人がいないことを確認。


ええ嫁になるわ、と笑ってる杏の頬っぺたにキスをした。


可愛すぎるからさ、ほんと。

俺のあのクソダサい告白を、ちゃんと受け止めてくれてるんだなって思ったら、嬉しくて。


「わー!ここ外やで?誰かに見られたらどうするん!」

「誰にも見られてなかったらしていいの?」


「そ、そりゃ〜別に…嫌ではないし」


モゴモゴと卵焼きを口に入れながら照れる杏。
今日何回可愛いって頭の中で言うんだろう。


「嫌ではないの?嫌ではないけど嬉しくもないのか?」

「なんでそんな聞くの!」

「気になるから。嫌ではないって言われると嬉しくもないのかな?って思うだろ?」


少し意地悪したくなるのは、好きすぎるからなのかな。



「は、恥ずかしいけど…嬉しい。てゆうか、泉とのキスは特別って最近わかったもん」


ほらな?ずっと可愛い


「キスってさ?唇と唇が当たってるだけやん?」


手を使って杏は説明をし出した。
唇と唇があたるだけって…言い方よ
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