愛は惜しみなく与う【番外編】
桜さんもニヤニヤしてる

きっと楽しいんだろうな。

こんなにピュアだと思わなかったから。
勿論あたしの周りにもピュアな子はいっぱい居るし、お付き合いの経験がない子もいるけど…


杏ちゃんは見た目とのギャップが凄いから。

それに男の子5人を家に住まわせちゃうような子なんだよ?本当にそう言う対象に見ていなかったんだろうな。

以前、男と女だから、なにかあったらって、怖くないの?と尋ねると、友達やで?何もないよ。たとえ何かされても勝てるし大丈夫だと笑った。


友達になって杏ちゃんを知れば知るほど、杏ちゃんを好きになった。


「蕪木先輩、白が好きなのかな」

「さぁ。持ってるもん黒ばっかやで?」

下着の話だけどね?
まぁ、いいや


「これだと、あからさまに、その買ってもらった水着を意識してる感じでちゃうから、雰囲気が似てるやつにしよう」


桜さんはそう言って、素早く何個か下着をとって杏ちゃんに渡した。


「サイズは?これでいい?」

「え?あぁ…はかったことないしな。今つけてるやつはピッタリかと」


となると、志木さんという執事さんは、杏ちゃんの成長と共に、ちゃんと下着もサイズを変えたってこと?
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