愛は惜しみなく与う【番外編】
蕪木先輩はシュンとした顔をした

いやいや、貴重すぎませんか?


「今からご飯まで、ガールズトークなんだ!いいでしょー!慧くんの話いっぱいするね!」

『えー恥ずかしいな。でもたくさん惚気ておいで』

「ラブラブすぎて、胃もたれするわ」


杏ちゃんはそう言いながらも笑顔



「デパートに行って、3人で可愛い下g……!!!」


桜さんがそう言った瞬間、杏ちゃんは素早く桜さんの口元をガッと手で押さえた。

早すぎてシュって音がしたよ?


ふが!と桜さんは声を漏らした


画面の向こう側の慧くんも蕪木先輩も驚いている。

桜さんは下着を買ったと言いたかったんだろうね。でも杏ちゃんはそれを阻止した。
ということは、それなりにちゃんと意識してるということで良いのかな?


「んーんー」

「いらんこと話さんと、平和なテレビ電話にしよな?」


杏ちゃんの圧に桜さんはコクコクと頷いて、そっと杏ちゃんは桜さんの口から手を離した。

他人事だから面白すぎたよ


『え、どうしたの?』

「どーもせん」
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