愛は惜しみなく与う【番外編】
皐月ちゃんはダメだ、笑いが堪えられないと吹き出してそう言った。


泉と新と3人で…?


……


「あ!!!!!!」



思い出した
新に情報屋が集まる場所に連れて行ってもらったときや。

サトルと繋がる女の人がおって…うわ!思い出した!!

てゆうか


「あれラブホテルちゃうで?カラオケやで?」


あたしがサトルのことで取り乱したのと、雨が降ってたので、雨宿りがてら入ったカラオケ

え?カラオケも似たようなシステムやったな。


「新からあたし聞いてたの。杏ちゃんがカラオケだと思ってラブホ入ったって」


キャハハハと大きな声で笑い出して、ヒーヒー言っている。何がおもろいん?え?どゆこと?


「あの時はいったん、ラブホテルやったん?」


カラオケみたいなもんって言われたよな?
今思えばみたいなもんってなんや。

どうりでおかしいわけや



「天井、鏡やってん」


そういうと、2人とも床に笑い転げた。

笑い事ちゃうで!!!てゆうかこんなんで笑いとりたくないねん!!!


「ダメだ、過呼吸なる!」

「しぬしぬ!息できない」


2人ともえらい楽しそうに笑うやん。驚いた。少し変わってるなとは思ってたんや。


「鏡見て何も思わなかったの?」


「ミラーボール的な感じかと…」
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