愛は惜しみなく与う【番外編】
再び2人の笑いをいただきました。
いやいや、ちゃうやん!あれ、カラオケちゃうやん!泉も新もなんや!なんで言ってくれへんのや!
「新からその話を聞いてたから、杏ちゃんって一体どんな子なんだろって思ってたんだよ。それに新が言うに、蕪木先輩も途中までただのビジネスホテルだと思ってたらしいよ。天然なのかな」
てことは
新め!!最初からわかってたんやな!?
「おかしい思ってん!!カラオケに風呂ついてるし、お風呂七色に光ったし!!」
「アハハ!面白すぎるんだけど!てゆうか何?お風呂入ったの?」
「泉が確か雨で濡れたしシャワー浴びるゆうたから…スッキリした顔しとったしあたしもその後お風呂溜めて入った」
「泉くん、強靭メンタルだね。よく耐えたよ」
ねーと2人で顔を見合わせている。
あの七色の風呂な…覚えてるわ
あれがラブホテルか…
「カラオケにお風呂っておかしいじゃん」
「VIPルームかと」
「うける」
2人ともずっと笑ってる
これはきっとあたしが世間知らずやったんやわ!志木のせいで…そーゆう話から遠ざけられてたから!!
いや、待てよ?
美奈子と敦子は…経験豊富なはずや。
てことはあたしがただただ興味なくて聞いてなかっただけか。正真正銘のただの世間知らずやん!!