愛は惜しみなく与う【番外編】

再び2人の笑いをいただきました。
いやいや、ちゃうやん!あれ、カラオケちゃうやん!泉も新もなんや!なんで言ってくれへんのや!


「新からその話を聞いてたから、杏ちゃんって一体どんな子なんだろって思ってたんだよ。それに新が言うに、蕪木先輩も途中までただのビジネスホテルだと思ってたらしいよ。天然なのかな」


てことは

新め!!最初からわかってたんやな!?


「おかしい思ってん!!カラオケに風呂ついてるし、お風呂七色に光ったし!!」

「アハハ!面白すぎるんだけど!てゆうか何?お風呂入ったの?」

「泉が確か雨で濡れたしシャワー浴びるゆうたから…スッキリした顔しとったしあたしもその後お風呂溜めて入った」


「泉くん、強靭メンタルだね。よく耐えたよ」

ねーと2人で顔を見合わせている。

あの七色の風呂な…覚えてるわ


あれがラブホテルか…


「カラオケにお風呂っておかしいじゃん」

「VIPルームかと」

「うける」


2人ともずっと笑ってる
これはきっとあたしが世間知らずやったんやわ!志木のせいで…そーゆう話から遠ざけられてたから!!

いや、待てよ?


美奈子と敦子は…経験豊富なはずや。


てことはあたしがただただ興味なくて聞いてなかっただけか。正真正銘のただの世間知らずやん!!
< 276 / 645 >

この作品をシェア

pagetop