愛は惜しみなく与う【番外編】
「まぁ、そりゃ…付き合ったらそうなる人が多いと思うし」

「好きな子には触れていたいってなるんだと思うよ?」


理由がそれなら可愛いもんよな?
ほな泉もしたいんかな?

で、できるんかな


「怖い?」

「痛いんやろ?初めてって」


流石にそれは知ってる。血でるとか。
痛いってきくやん…


「殴られるより痛いんかな?」

「「それはない」」

あ、そーなん?食い気味で否定された。


「殴られるより痛くないなら耐えれるわ」

「人それぞれだけどね?あたしは痛くもなかったし血も出なかった」

「あたしも。ちょっと痛かったけど血はでなかったなぁ」


大人な話や

あたしがこんな会話に参加することになるとは…

よく美奈子と敦子にそう言う話をされたけど、興味がなさすぎて、殆ど聞いてなかった。

お勉強不足ですな…



「でもなんか、泉くんは、杏ちゃんが少しでも嫌がったら何もしないと思うよ」

「うん、そんな感じするよね。蕪木先輩は杏ちゃんに合わせてくれると思うよ?」


泉が合わせてくれる?

合わせてくれているのか?
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