愛は惜しみなく与う【番外編】
キスとか…泉にあたしが合わせてる気がするんやけど?
これくらい慣れろと言われたっけか。


我慢…させてるんか


「そりゃ〜泉くんも男だし、慧くんから聞いた話によれば、5年前くらいなんでしょ?ちょっと遊んでたのって。烈火の総長なってから、浮いた話はひとつもなくて、女の子の相手もしなかったらしいから…」


「杏ちゃんで爆発しそう…」


「ば、爆発!?」


あ、ごめん。いいこと言おうとしたら本音が漏れた、と皐月ちゃんは笑った。
爆発ってなんや

エクスプロージョン!?!?


「キス以外に何かされた?」

「キス以外?」

なんかされたっけ?
……うーん?あんまり思い当たる節はない。


「触られたりしてない?」

「どこを?」


「「色々と!」」

この2人、今日はよくハモるなぁ!息ぴったしやん!

触らられ…たっけ?

あー

「服ん中に手突っ込まれた」

「「きゃ!」」


いやいや、君たち、もっと凄いことしてるんでしょ?


「あれやで?なんか背中さわさわって!嫌がらせか思ったんやけど」


泉の手、めちゃ冷たかったし
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