愛は惜しみなく与う【番外編】
泉も言ってたけどさ

関西でのことがあってから、喧嘩は負ける気はせん。
元から負けたことないけどさ。

目瞑りながらでも勝てる気がする


喜んでいいんかわからんけど、サトルとの事で、ピリピリした緊張感で感覚が研ぎ澄まされた感じはする。


「女の子なんだから、怪我しないでね」

「うん。わかったで。怪我はせん!無傷でボコってくる!」


抗争楽しみやなと呑気に考えてたら思い出した。大事なこと。


あ!



「4/8泉の誕生日やねん。温泉旅行いこって、約束した」


あったやん。お出かけイベント

少し羽を伸ばして栃木とか群馬の温泉に行きたい。と勝手に思ってる。
てゆうか、予約しちゃってええんよな?

こーゆうのって、祝うんあたしやし、あたしが予約するのか、泉が行きたいところ予約するのか…
どっちやろ?


「温泉旅行!?」

「そそ。2人でいこって誘ってくれた。誕生日!栃木か群馬どっちがええと思う?鬼怒川温泉と草津温泉」


「「そこじゃないでしょ!!」」


え?栃木と群馬あかん?違う場所の方がええんかな?



「邪魔がいないお泊まりじゃん」


「邪魔?」


……あぁ

そういうこと
< 284 / 645 >

この作品をシェア

pagetop