愛は惜しみなく与う【番外編】
後をつけられてる
ホテル出たところからや
自意識過剰じゃなければ、これはあたしらの様子を伺いながら一定の距離をあけて歩いてるな。
人数も多そう
「なぁ、皐月ちゃん、桜さん!」
「んー?どうしたの?」
2人には悪いけど、2人の協力も必要や
「あたしの荷物持ってくれへん?」
「いいけど。靴紐でもほどけた?」
「いや、動くから」
両手も空いてるし、あとは…
携帯をパッパと操作する
『集合』
その文字だけ打ち、アプリの位置情報をオンにし信号を出す
「さて。あたしの嫌な予感が当たってしまった」
「「え?」」
「ホテル出たところから付けられてる」
バレたと思わせたくないから、2人とはしゃいでるように、見せるために、2人の肩を後ろから組む。
「…昼間の人?」
「顔は見てないけど。多分な。ちょっと人数が何人おるかわからんから後ろの奴ら撒くだけじゃ、あかんと思うねん」
そして地理も分からん
逃げ込んだ先が行き止まりなんて最悪やからな。
ホテル出たところからや
自意識過剰じゃなければ、これはあたしらの様子を伺いながら一定の距離をあけて歩いてるな。
人数も多そう
「なぁ、皐月ちゃん、桜さん!」
「んー?どうしたの?」
2人には悪いけど、2人の協力も必要や
「あたしの荷物持ってくれへん?」
「いいけど。靴紐でもほどけた?」
「いや、動くから」
両手も空いてるし、あとは…
携帯をパッパと操作する
『集合』
その文字だけ打ち、アプリの位置情報をオンにし信号を出す
「さて。あたしの嫌な予感が当たってしまった」
「「え?」」
「ホテル出たところから付けられてる」
バレたと思わせたくないから、2人とはしゃいでるように、見せるために、2人の肩を後ろから組む。
「…昼間の人?」
「顔は見てないけど。多分な。ちょっと人数が何人おるかわからんから後ろの奴ら撒くだけじゃ、あかんと思うねん」
そして地理も分からん
逃げ込んだ先が行き止まりなんて最悪やからな。