愛は惜しみなく与う【番外編】

「でも怖がらんといて。あたしおるし、絶対2人には指一本触れさせへんから。普通にしてて。もし声かけられても、あ、昼間の…くらいでよろしく」


隙をつくしかないか

このバラバラの尾行も気づかないふりをして…

10人までならなんとかなるか
それ以上なら…


2人が走り速ければなんとかなりそ。


「2人とも、50m走は速い?」

「え?あー…7.5とかかな」

「あたしも…最近走ってないけど昔は陸上部だったよ」

「2人とも天才!!走れゆうたら、振り向かずに走ってな」

「杏ちゃんは?」

「あたしは撒いてから迎えに行くし」


人数わからんから2人を逃すのも怖いけどな。どうしたもんかな


「とりあえずこの時間のコンビニは店員すくないし役にも立たんから、コンビニスルーで」

「よく見えるからコンビニの方が良くない?」

「よく見える方が危ない」


2人を守るには、それなりに狭いところ。四方八方から鬱陶しいやつ来たら守れへん。
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