愛は惜しみなく与う【番外編】
さてと

おでましやな


「結構本気でやるし、怖かったら目瞑ってて?大丈夫になったら言うから」


え?

と小さくつぶやいた2人の後ろ側


ニヤリと笑った男



隣にいた数名もろとも一気に蹴り飛ばす。

いい場所を見つけた。ここならまだ…2人を庇いながら数名やれる。


2人の近くにあたしの蹴り飛ばした男が転がり、2人とも小さく悲鳴を上げた。


「ごめんな。目瞑ってて」


申し訳ない気持ちになるわ。あたしのせいやな。きっと

こいつら…

なんやっけ?野生の白鳥さんやっけ?


あたしのこと気づきよったな

昔…やってしまったチームかな?


とりあえず目に見えた5人は戦闘不能

はぁ


「ごめん、もうええよ。場所移動しよか」


ホテルに戻りたい。でも地理に詳しくないから、どの道を行けばいいのか分からへん。


「杏ちゃん!怪我ない?」

「うん、全然大丈夫!」

「新から電話かかってきたんだけど!杏ちゃん、何か言った?」


あー…

位置情報アプリ、オンにして信号を出したからか。烈火のみんなへの通知切るの忘れてた。


でもそれどころやない
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