愛は惜しみなく与う【番外編】
「なんであたし?」


確か、朔を好きで、昔付き合ってたとかそんな感じやったよな?ほんで未練あって…話しかけてきた的な?


「しらねぇ。あれから飯行く機会があったんだけど、お前に相談したいことがあるから会わせてくれって煩い」


「ふーん?なんやろな?別にええけど」


あたし、最近女の子からモテモテちゃう?ちょっと嬉しい。
でもあたしに相談って何?

喧嘩くらいしか相談乗られへんけど。。


「ずっと無視してたんだけどあまりにも必死だからさ。ちょっと時間また作って」

「うん、ええよ」


美波ちゃんな!あんまり覚えてないけど、なんか朔が…連絡ほったらかしにしてて、怒ってたよな? 


あたし記憶略ええなぁ


そんなこんな朔と話していると、泉と志木が帰ってきた。


「何もされてない?」

「人を悪人扱いしないでください」

「大丈夫。普通に話しただけだよ」


そう?ならええんやけどな?
志木は小言が多いから。1言えば10で返ってくるからこっちのメンタルがもたへん。



「杏様、泉はいい人ですね」


……ん?
何か意味を含んでいるような言い方をした志木。

どういうつもりで言ったのか、分からなかった


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