愛は惜しみなく与う【番外編】
懺悔
「杏様とはお変わりないですか?」
「そうですね。仲良くやってますよ」
ならよかったです。
志木さんは優しく微笑んでいた。
杏をからかいたいだけなんだな。
いつも心配してるだけだもんな。
「で、話って…まさか本気でネチネチ言われる感じですか?」
「貴方も私をなんだと思ってるんですか。言いませんよ、よっぽどじゃない限り」
そういう志木さん
よっぽどってなに?
2人で旅行行くって言えば、後をつけられるだろうな。言わないでおこう。
「あのですね、杏様には秘密にしてほしいんですが…」
「……なんですか?」
「サトルに会いに行きませんか?」
まさかだった
どうなったんだろうとは思っていた。
杏は解決したらもう気にならないと言っていたけど、俺はそれなりに気になっていた。
向こうで如月財閥との後処理も大変だっただろう。杏が退院してすぐ帰ってこなかったのは、そういう処理に時間を取られたと言っていた。
杏も
あれからサトルに会ってないらしい
杏なら刑務所まで面会に行きそうだけど
もう疲れたんだろうな
その話は全くしなかった。
なのになぜ
「そうですね。仲良くやってますよ」
ならよかったです。
志木さんは優しく微笑んでいた。
杏をからかいたいだけなんだな。
いつも心配してるだけだもんな。
「で、話って…まさか本気でネチネチ言われる感じですか?」
「貴方も私をなんだと思ってるんですか。言いませんよ、よっぽどじゃない限り」
そういう志木さん
よっぽどってなに?
2人で旅行行くって言えば、後をつけられるだろうな。言わないでおこう。
「あのですね、杏様には秘密にしてほしいんですが…」
「……なんですか?」
「サトルに会いに行きませんか?」
まさかだった
どうなったんだろうとは思っていた。
杏は解決したらもう気にならないと言っていたけど、俺はそれなりに気になっていた。
向こうで如月財閥との後処理も大変だっただろう。杏が退院してすぐ帰ってこなかったのは、そういう処理に時間を取られたと言っていた。
杏も
あれからサトルに会ってないらしい
杏なら刑務所まで面会に行きそうだけど
もう疲れたんだろうな
その話は全くしなかった。
なのになぜ