愛は惜しみなく与う【番外編】
朔はお前の彼女、頼もしすぎるなと大きな声で笑った。

まぁこうやって泉と付き合うと言うことにも慣れてきた今日この頃、分かったことがある。


それはもう


「杏?昼飯屋上で食お?」


泉があたしに話しかける時、ものすごい可愛い顔するということ。

あかんで、こんなん!
ほかの人いるところでしたら!


新入生には女の子もそれなりにいる。ここで生活して徐々に減っていくらしいけど…

みーーーんな泉のことみてる

他のみんなもキャーキャー言われてるけど、泉が1番えぐいから!


「なぁ、なんで泉ってあんなにモテるん?」

「前までは孤高の1匹狼って感じだったけど、今は雰囲気も柔らかくなって、杏ちゃんにデレデレだから、さらに熱烈なファンが増えてきたんだろうね」


慧は詳しく分析した!と笑う
いやいや、笑えへんやん?

学校に来て余計わかった

これはモテすぎてる。休み時間泉を見るために3年の教室まで来る女の子もいる。


「これは彼女としてどうするべき?」

「たくさんいるギャラリーの前で、泉とあっついキスでも交わしてみたら?諦めて帰るかもよ?」

「それは火に油を注いでる!!」
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