愛は惜しみなく与う【番外編】
ふーん?そういうことか!


「再婚しちゃえよ」

「まぁ!軽く言うのね」

「あの後に結婚したいと思った人ならよっぽどいい奴だろ?しらねーけど」


賛成だよ?
てゆうかむしろ、さっさと離婚しろ!てか離婚してろよ!


あ、でも、あのくそ男は、今刑務所か?離婚できるのか?


「あーー離婚届を刑務所に送ればいいのか?」

「刑務所?」

「……あぁ。そうそう。捕まってる」


目をまん丸にして驚いてる。今日はおどろきっぱなしだな




「お母さんから見て俺は、どう思う?」



立派になったかな?
こんなヤンチャになるとは思わなかったかな?

ネクタイを上まで締められ、ボタンも全部止めてズボンもあげあげだ。



「本当は俺、こんなピシッとしてない」


そう笑ってネクタイを緩めてシャツもほっぽり出して、ズボンも下げる

髪を崩しお母さんを見る



「これがいつもの俺。どうかな?」



手を広げて見えるようにする


ありのままを見て欲しいから



俺は今ここでこういう風に生きていること、この見た目、性格、周りの友達


全部俺にとって誇らしく自慢だから


ありのままを見てほしい
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