愛は惜しみなく与う【番外編】
半ば無理矢理連れて行かれる。
全然ええけど

泉は嫌がりそうやけどなぁ



「泉!」


慧が泉を手招きして、耳元で何かを囁いている。なんやなんや


「ね?だから行こうよ」

「………分かった。プリクラ撮る」


……!!!?!?!
慧は小さな声で、単純で良かったと笑っている。なんとなくやけど、釣られたのは分かったよ。


近所のゲーセン

知り合いに会いそうで嫌やなぁ
知り合いってあれやで?黒蛇とか凰牙とかそんなんやで?友達ちゃうで?


そしてプリクラコーナーには女の子達の群がりができている。
泉はそれをみて明から様に嫌な顔をした。


「大丈夫?やめとく?」

「……ぐ…が、がんばる」


いや、そんな頑張るもんちゃうやろ?
慧と桜さんはどれにするー?とその群れの中に入っていく。
すごいな


2人には悪いけど、あの中に入る勇気もないし、さっきから泉のことチラチラみてる女の子たち増えてきたし…


「あれやろうや!」


あたしの好きなゲームを見つける



「……あれなに?」

「ゾンビ撃つねん!」
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