愛は惜しみなく与う【番外編】
あ、おもろそう
そう呟いて泉はゾンビゲームの前に立つ。


2年ぶりくらいにするけど


「これさ、敵の数100でてくるねんか。毎回出てくるところランダムやし、迫ってくるスピードもちゃう。ずっと志木とこのゲームやってて、最高記録が98なんよ」


「なるほどね」


なんかやる気出たと袖をまくり銃を握る泉


おーいいね
イケメンが構える銃は、似合う


「目指せ100点!」

「あぁ、任せろ」


お金を入れてゲームスタート

最初はゆっくりでてくるゾンビ
後半は、もうわけわからんスピードで走ってきたり複数出てくる。

ひゃー懐かしい



無心でゲームプレイ

周りにギャラリーが集まってることなんて集中してるあたしらは気付くわけがない。

怒涛のラスト


「ぎゃーーー最低や!!!」

「っち」


お互い一体ずつ撃ち損ねて98点


くぅぅぅ


「ムカつく。もっかいやるぞ」

「当たり前や!殲滅あるのみ!!!」

リトライしようと鞄に手を伸ばした時…周りに集まる沢山の人に気がついた。


「すげーー!このゲームで90点越えもすごいのに!やばいぞ!」
「女の子でこのゲームやる奴いるのかよ!」
「かっこいい、あの人!」
「100点いけんじゃね!?」


……なんやこれは
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