愛は惜しみなく与う【番外編】
あたし結構張り切って色々いく場所とか決めて昨日泉にプレゼンしてたんやけど…

ハードスケジュールやったかな?楽しみで…泉と色々なところ行けると思ったら…ちょっと予定詰めすぎた?


「行く前から疲れてる?」

「……ごめん、違うんだ。とりあえず行こう」


じゃあ
そう言って家を出る

荷物は無理矢理泉が持ってくれる

えっと…



「楽しみで、まじで、笑えるくらい寝れなかった」


つまらないとか、疲れたとか、そんなんじゃないよ。そう言われた。

やっぱ、寝不足?


「何だろう。緊張もしてるから」

「き、緊張?なんで?温泉旅行やで?リラックスするところやで!」

「……まぁな。でも大丈夫。杏が言ってた場所、俺も色々調べたから」


楽しもうな
泉はそう言っていつも通りあたしの手を握り歩き出す。

そうか

あたしと同じやな


あたしも楽しみであんまり寝れへんかった。ちょっと余計なことも考えて調べて、頭てんやわんやなってたから。



「のんびりコースに変更しよな!」


張り切ったもののあたしも夕方くらいに眠くなる自信しかないから!


楽しみやな



誕生日旅行のはじまりはじまりや!


-----
< 437 / 645 >

この作品をシェア

pagetop