愛は惜しみなく与う【番外編】
杏の予約してくれた旅館に行く前に、市場みたいなところで海鮮丼くったり、なんか色々観光した。
普通に楽しいし、杏はずっとニコニコしてるし、その顔を見てるだけで幸せだった。
ほんと、心から好きだなって思う
「なぁ!チェックイン早めにしたし、旅館に荷物置いて、旅館の周り探索しようや!」
「そうだな。そろそろ向かおうか」
杏は元気だ
とても元気
疲れた訳じゃないけど、あれだけはしゃいで元気な杏がすごい。
そして……
「なんかすごいところだな」
旅館につきその外観を見て驚いた。立派
泊まる宿なんて、海斗さんのところばっかりだったから、ギャップが凄い。
「おお…写真よりも豪華」
普通に高そう。
その辺の学生より遥かにお金はある。蕪木組の手伝いをさせられてたときのお金がたんまりだ。
それに、あいつらが同じ学年になるまで俺は、2年待った。その2年でかなり稼いでもいる。
だからお金を気にしたことはないんだが…
高そう
「わー!楽しみやな!旅館の中も探検できるやん!」
「ふふ。そうだな」