愛は惜しみなく与う【番外編】
「これと一緒にうつろ」

「うん」

すごいな。なんか組の宴会の時しかこんな豪華な舟盛り見たことない。
杏は涎が出そうなのを堪えなきゃ!と言っている。

出てても可愛いからなんでもいいよ

写真も撮ってもらって、ご飯スタート


すごいな
料理の説明を受けて、必死に堪能しながら食べる。

うま


「あれやな。帯緩めたろか」

「まだ大丈夫だけど、きつくなるかな」

「今のうちや!」


杏は四つん這いでこちら側に来て、俺の浴衣の帯を触ってる。
たしかに、すごい量だから、腹がはちきれるかもしれないな。

そのまま杏は自分の帯も緩めて座り直した。


緩めたせいか、胸元が緩くなってて、なんだか目のやり場に困る。

ご飯をよそうために手を伸ばし前屈み…


ふぅ
修行だ、修行
耐えろ俺


とか思いつつも、ご飯が美味しすぎて、わいわい話していると、時間は経ち、デザートが運ばれてきた。

腹がやばい


「うっぷ。食べすぎた」

「吐くなよ」

「吐くかいな!もったいない!」


ならいい 
そして最後のデザートもたいらげて
  
ご飯タイムは終わった


----
< 468 / 645 >

この作品をシェア

pagetop