愛は惜しみなく与う【番外編】
「俺も、もっと近づきたいと思ってるよ」
どれだけ一緒にいても、足りない。求めてしまう。
俺はきっと独占欲の塊で、杏を自分だけのものにしたいって心の底では思ってる。
だけど杏は、みんなから好かれるいい子だから。みんなの光でもあるから。
もしこの瞬間だけその独占欲を曝け出していいのなら……
受け止めてくれるのなら…
「大事にする」
温かい杏の頬に触れる
「全部あげるし、全部…ちょーだい」
ほんと、どこで覚えてきたんだか。
杏のことだから…思ったことを伝えてくれてるだけなんだろうな。
わかるからこそ、余計嬉しくなるんだ
本心でそう言ってくれているから
キスをしようとしたら手で止められる
あれ?
「あ、あの!」
「どうした?」
「あ、あっちの…電気も消して欲しい」
手で顔を覆う
可愛すぎるだろ
ここで変に意地悪するのは俺の趣味でもないから。
まっててと言い、消せるだけの電気は消した。
少しホッとした顔をする
「これで見えへんな!」
杏は安心そうに笑ったけど……
普通に見えるけどな?
杏からすると、俺が上にいると影になって見えないのかもしれない。
どれだけ一緒にいても、足りない。求めてしまう。
俺はきっと独占欲の塊で、杏を自分だけのものにしたいって心の底では思ってる。
だけど杏は、みんなから好かれるいい子だから。みんなの光でもあるから。
もしこの瞬間だけその独占欲を曝け出していいのなら……
受け止めてくれるのなら…
「大事にする」
温かい杏の頬に触れる
「全部あげるし、全部…ちょーだい」
ほんと、どこで覚えてきたんだか。
杏のことだから…思ったことを伝えてくれてるだけなんだろうな。
わかるからこそ、余計嬉しくなるんだ
本心でそう言ってくれているから
キスをしようとしたら手で止められる
あれ?
「あ、あの!」
「どうした?」
「あ、あっちの…電気も消して欲しい」
手で顔を覆う
可愛すぎるだろ
ここで変に意地悪するのは俺の趣味でもないから。
まっててと言い、消せるだけの電気は消した。
少しホッとした顔をする
「これで見えへんな!」
杏は安心そうに笑ったけど……
普通に見えるけどな?
杏からすると、俺が上にいると影になって見えないのかもしれない。