愛は惜しみなく与う【番外編】
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頭がおかしくなる

酸欠状態とはまさにこのことやと思う

正直覚悟とかよくわからんくて、ただ恥ずかしくて…でも泉と心と身体に少しでも距離があることが嫌やった。


あたしのことを欲しいと思ってくれるなら、それに応えたい。


好きな人が自分を求めてくれることの喜びは分かったから。

だから、自制を効かせて1人タバコを吸いに行った泉を放っておけなかった。


あたしも泉を求めてるから


どうにでもなれ。
そう思って露天風呂に泉を突き落とした。

恥ずかしくてさ?方法がわからんくて。


恥ずかしいよ
そんな見せれる身体ちゃうし
自信もないし

でもその恥ずかしさを上回ることがあるんやな。


泉は怖くなったり、嫌やと思ったら、本気で殴って止めてくれと言われた。


こわ…くはない
いや…でもない

ただ反射とはおそろしいもので、嫌じゃないのに、嫌って口から出るのはなんでやろう。

まぁ、本気で殴って止めろ言われたし、反射的にでた、嫌って言葉は、スルーされてる。それでええねんけどさ

ちょっとほんまに



「し…ぬ…」
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