愛は惜しみなく与う【番外編】
いた…くはない

まだ、な

きっと痛くないようにしてくれてるんだろう。知らんけど!

なんかBGM流してくれへんかな。
自分の声がなんせ恥ずかしい。出そうと思って出してる訳じゃないのに、意識しても抑えることができひん。

それに気づいたのか少し身体を起こして泉はあたしの耳元に。


「肩つかっていいよ」と

そう言われて泉の肩に口を押し付けた


あたしなんもしてないのに…なんで息切れしてんにゃろ。意味わからん


首筋に何度もキスをしてくれて、ちょっと注意がそれた。

こんなに長いことするもんなんやろうか。あたしが初めてやから、泉は丁寧にしてくれてるんかな?

かれこれ1時間は喘ぎっぱなしな気がして、喉も疲れてきた。

定期的に口移しで水を飲まされ、もうされるがままでヘロヘロになってる。

体力には自信あるのに。これはちょっと勝手が違う。


異物感だったはずが、どんどん感覚が変わっていくことが怖くなった。


「い、泉!」

「ん?痛かった?」

「ちゃ、ちゃうねん。なんか…変」

「……そ。よかった」


よくないねん!!!
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