愛は惜しみなく与う【番外編】
「ベタかもしれへんけど、心と体も繋がってるなって思えてる。正直世の中の恋人同士は、なんでえっちするんやろって疑問やった。普通に…一緒にいるだけでええやんって…思ってた。

せやけど、好きなら…触れたくなる気持ちもわかったし、触れられるのも恥ずかしいけど嬉しいし…。泉が触れてくれる手から、あたしのこと大切にしてくれて、愛してくれてるのも伝わってる。

全身で泉のことを感じられるのは、凄い……幸せ」


言いたいことは伝えよう
泉は全て伝えてくれるから


「泉のいいように、していいよ?人よりも丈夫に出来てるからその辺は、気にしないで」


多分やけど普通の5倍くらい時間かけられてる気がする。分からんけど。


「泉のそーゆう顔を、あたしはもっと見たい」


泉はパチクリと瞬きしている。
布団を握りしめていた手を離して、泉の首に両腕を引っ掛ける。

あたしが泉をこんな表情させているのかと思うと、なかなか嬉しいな。

もう好きにしてくれ
それがあたしの幸せにもつながるから



大好き



きっとあたしは今日の日を忘れることはないと思う。

心も体も一つになれたこの日を



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