愛は惜しみなく与う【番外編】
「杏ちゃん!」

「やっと帰ってきやがったか!」

「おかえりなさい」


すぐにあたし達の周りにわらわらと集まるみんな。そうやったな。独り占めは難しかったな。お互いにね

あたしの次に泉に飛びついてる響

可愛いな


お土産あるで〜と渡そうと思ったけど、忘れてた。


「泉のお兄ちゃんは?」


そう言うと奥から1人見知らぬ人が近づいてきた。



……え?




「アフロ?」




ダンサーみたいな派手な服を着たアフロの人がいる。え?なに?



「兄貴…」


「え?こ、これ!?!?」


彼氏の家族をコレ呼ばわりしたらあかんのは分かってるけど、想像とギャップがありすぎてさ?

だって泉のお兄ちゃんやで?

イケメンのキラキラした人やと思うやん!


アフロ…やで?
それに、髭もすごい

え?まじで?


「泉!久しぶりだな!相変わらずお前はカッコいい」


アフロお兄ちゃんは泉に飛び付こうとしたが、泉は長い足を前に出して拒絶


「久しぶりに会ったのに!冷たいな」

「久しぶりなのに距離感がえぐいんだよ!近寄んな」
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