愛は惜しみなく与う【番外編】
新と皐月

「皐月、私も泊まっていいんですか?」

「うん。勿論。お母さんもいいって言ってたし」


まさかこんな事になるとは。
皐月は気にするなと言いますが、彼女のご両親に会うのは気合が必要です。

お母さんには何度も会ってますが。
お父さんには…会った事ないんですけどね。流石に…こんな事になるとは。


今日は泉と杏が旅行

あの2人は最近幸せオーラが滲み出てて、見てるこちらが照れてしまうくらいです。

微笑ましくて少しニヤついてしまうくらい。


ただ2人がいないと、朔と響と慧の面倒を見る人がいなくなります。
私が面倒を見るのも嫌なので、久しぶりに皐月の住む街に来ました。

最近は関東に来てもらうばかりだったので。皐月の住む街は穏やかですね。


『新は最近あたしのこと構ってくれない!』


と少し前に怒られてしまった。
言い訳も特にないです。事実だったので。

久しぶりに泣かせてしまいました。

罪滅ぼしではないですが、今日は一日皐月の好きなところへ行こうと思います。



「新!!こっちー!」



よかった。笑ってて

泉にやいやい言いますが、私は彼氏としてダメな男だと思います。皐月はそんなことないと言ってくれますが…
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