愛は惜しみなく与う【番外編】
「なんか道端でイチャつくカップルがいるなーと思ったら、2人とも頭黄色いし、もしかして!って思ったら、そのもしかしてだったよ」


「わわ!言わんといて!」


慧はニヤニヤしながら話すから咄嗟に右手で突っ込んだら、慧が痛がる。
ご、ごめんやん。力加減ミスった…
ついつい、恥ずかしくてな?


「泉も大変だね。ツッコミが痛い」

「大丈夫だ。俺は強いから」

「なんかそのセリフ馬鹿っぽい」

「んだと?」

「怒んないでよ!でも遠くからでも2人が歩いてるのは目立つね」


結構遠くからでもわかったよ?と言われる。まぁ確かに…髪の毛的に目立つのかもしれへん。

薄暗くても、街頭で光るしな


「そんなに目立つと、黒蛇とかにすぐ襲われそうだね」

「ついさっき、10人くらい相手にした」


げっ!もう既に…と慧は苦笑いをしてる。
頭が目立つのか?なるほどな。


街頭によってくるハエみたいなもんだな、と泉が毒を吐いた。
言えてる!


「晩御飯何?」

「チキン南蛮って言ってたよ」

「やった!響のご飯うれしぃ!」


もはや自分が作るより響が作る方が美味しい気がするもん!ええ嫁になれる、響は!
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