愛は惜しみなく与う【番外編】
「今日は桜さんの所に行くの?」

「んーん。今、桜さん実家に帰ってるんだ」

「あ、そうなん?さくらさんの実家って何処?」

そういや、そんな話してなかったな。


「九州だってさ」

「へー!また遠いな」

「関東歴長すぎて、博多弁話せないんだって。もったいない。博多弁可愛いのに」


確かに。博多弁って可愛いよな。
関西弁はどうしてもキツいとかえらそうとか言われるし……

あ、あたしは…ただただ口が悪いだけやで?自覚してるよ!


3人でゆるゆる話してマンションへ

自分の家やのに久しぶりに感じる。

旅行からの泉の家

そしてようやく我が家


「おっかえりー」

「ただいま」


響が出迎えてくれる。
家には新と響。


「あれ?朔は?」

「美波って奴と飯行く約束したらしくて、さっき出ていったよ」

「美波ちゃんと?ほぇ〜入れ違いか」


美波ちゃんはアピールをしているんやろうな。がんばれ!


「ご家族とは会えましたか?」

「あぁ。当分顔見たくないくらい拘束された」

「めちゃ美人やった。さすが泉のお母様ってかんじ」


響が次は俺も会わせてくれよな!とニコニコ笑ってる。
泉の母ちゃんなら女でも怖くない!と言ってるけど……怪しいな。
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