愛は惜しみなく与う【番外編】
「金城って、薬抜く施設はいったんやろ?」

「確かな。まぁあいつ3年だったし卒業したのか」

「できたか分からんけどな」


そう思えば、東は紅蓮で、西は朔の弟やら赤羽組やらおったけど、もうそれもおらんし。

目立ったチームがないんか



「暇だし、楼帝とでもやる?」


「泉の幼馴染がおるチームやんな?葵やっけか?うるさかった」


やんわり覚えてるよ?


「そうそう。あまりにもやる事ないし」


暇だからやろうと言われる楼帝も可哀想やとはおもうけど。
黒蛇と凰牙くらいしか、仕掛けてこないからなぁ。


「まぁいいんじゃないですか?平和でも。3年生は意外と忙しいですよ?」


そう、か

そうやんな


みんなはこの先どうするんやろうな


「俺も、本格的に料理の勉強したいなぁ」


響はそうやんな。


「俺、夢なんて見つからないと思ってたけど、杏の作る飯食べて、俺も料理が好きになった。感謝してる」

「いやいや、響がいつも手伝ってくれてたから。専門学校に行くの?それとも安達さんのところに本格的に弟子入り?」
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