愛は惜しみなく与う【番外編】
まぁそうやな
あたしみたいに1人でもなんとか出来る子ならええけど。そんな子稀やからな。


「なんか、みんな揃ったの久しぶりじゃない?」


慧はそういえば!と声を出した。
うんうん。6人揃ったの久しぶりやな


「もう我が家くらい落ち着くな!この家」

「朔は毎日おるからな」

「俺たちのシェアハウス、カビ生えてそうだな」

響は泉と朔と住む3人のシェアハウスの心配をしている。たしかに…泉の部屋以外キノコとか生えてそう。


「たまには気を遣ってお前ら全員家に来んな」

「やだーーやらし!2人っきりで何するの?」

「るせぇ。たまにゆっくりしたい時あるだろ」

「ぜってぇ俺らいる時にヤんなよ!?盗撮するからな!」


……デリカシーのカケラもない奴らばっかやな!!!


「で、どうでした?」


感想は?と新が意地悪そうに笑った


その後は言うまでもない。全員あたしに殴られて終わりや。

なんでした前提で話されてるんや!!まだなんもしてへんかもしれへんやろ!?


「みんないる時にはしないから」


「当たり前や!」


泉もちょっと殴っとく。

久しぶりの6人の時間は、本当にいつもと変わらずドタバタガヤガヤして終わった。


---
< 585 / 645 >

この作品をシェア

pagetop