愛は惜しみなく与う【番外編】
「そうですか?イチャイチャしたってことくらい良いじゃ無いですか。性行為をした訳では無いんでしょ?まだ可愛いものです」
ふふ。と志木は笑った。
終わりや
こんなんバレたら、説教されそう。
成人するまですんなって言われたもんな?でも18歳超えてたら良く無い?違う?
これは……
「杏様?何ですか?その顔」
「ふぇぇ!?!?何!?」
「……動揺しているのは、なぜですかと聞いているんです」
こ、こわ!!
隣でお腹を押さえてる泉の膝を叩く。
「泉のせいやろ!!」
「え?いや、知ってるものかと思って」
「知らんわ!流石の志木も、旅行先にカメラなんか仕掛けてへんし、盗聴もしてないわ!」
あたしがそう言うと、志木は、私を何だと思ってるんですか!と少し怒っている。
何だとって……ストーカー?
「ま、まさか貴方達……」
終わりやん
「志木さん、俺は杏を嫁にもらう。確実だ。だから、気にすることはない」
やれやれ
何を言ってんだか
「20歳なるまで手出すなとかゆうてたんやろ?どーせ。泉がこれで、20代後半とかなら、そりゃ未成年に手出すなってなるかもやけど。同い年やしな?
てゆうか、志木がゆうたんやで?好きな人としろって!」