愛は惜しみなく与う【番外編】
「お母様、今日お姉ちゃんと泉さんが来るの楽しみにしてたんだよ!」
「そうなんや。よかった」
ケーキ冷やしといてと言うと、鈴は笑って元気よく家の中へ。
「別世界みたい」
思っていたことが口から漏れる。
いやさ?まぁここは紛れもなくあたしの家っちゃ家やねんけど。
今までと違い過ぎてさ。
「……ゆっくり慣れよう。杏が頑張ったからこうなってるんだから」
暑いし入れてもらう。泉は志木の後ろについて家の中に。
泉って凄いよな。緊張とかせんのかな。
東堂財閥の方は久しぶりやろうに、普通にお邪魔しますって言いながら入っていった。
「杏様、杏様のご友人も。遠いところお越しいただきありがとうございます」
おお…懐かしいな、この感じ。
昔はこんな感じで言われてた。玄関から入ればな。
あたしは窓から入ってたから、こんなの言われたの久しぶり。
でも
「そんなんあたしにはええよ。たまに帰ってくるだけやし」
「あと俺はご友人じゃない」
「いや、そこどーでもええやろ」
良くない!友達とは違う!と拗ねながら泉は応接間に歩いて行った。
「そうなんや。よかった」
ケーキ冷やしといてと言うと、鈴は笑って元気よく家の中へ。
「別世界みたい」
思っていたことが口から漏れる。
いやさ?まぁここは紛れもなくあたしの家っちゃ家やねんけど。
今までと違い過ぎてさ。
「……ゆっくり慣れよう。杏が頑張ったからこうなってるんだから」
暑いし入れてもらう。泉は志木の後ろについて家の中に。
泉って凄いよな。緊張とかせんのかな。
東堂財閥の方は久しぶりやろうに、普通にお邪魔しますって言いながら入っていった。
「杏様、杏様のご友人も。遠いところお越しいただきありがとうございます」
おお…懐かしいな、この感じ。
昔はこんな感じで言われてた。玄関から入ればな。
あたしは窓から入ってたから、こんなの言われたの久しぶり。
でも
「そんなんあたしにはええよ。たまに帰ってくるだけやし」
「あと俺はご友人じゃない」
「いや、そこどーでもええやろ」
良くない!友達とは違う!と拗ねながら泉は応接間に歩いて行った。