愛は惜しみなく与う【番外編】
あたしが頭のおかしいDV野郎みたいやん!
傷つけた後に優しくするってな。そんなんちゃう!
「でも杏からキスしてくれるんだもんな。すごい世界になったもんだ」
「何ゆうてんの?」
訳のわからんことを言い出したから放置して監視カメラを探す。
一通り見たけどなさそうやな。志木も流石に怒られると思ったんやな。
「無かった?」
「うん、大丈夫」
そう言うと安心したのか側まで泉は寄ってくる。ピタリとくっついて離れない。
あたしの前だけこんな感じかと思えば、人がいても割と甘えモードにはいる泉が心配。
「これ以上、ファンはいらんのに」
ベッドに腰をかければ隣に座る泉。
ファンなぁ。ええけどさ?ええねんけど……きっとこんな甘々の泉みたら、もっとファンが沸いてくる。
「ファン?」
「泉のこと好きな女の子達」
「……ヤキモチ?」
「うん。ちょっとな」
素直にそう言うと思ってなかったのか、嘘!と驚いて喜んでいる。
「こんなに杏が好きなのに!他のやつが入る隙間なんてない」
「わぁ!!」
何故あたしは押し倒されてるんや。
「抵抗しないでよ」
傷つけた後に優しくするってな。そんなんちゃう!
「でも杏からキスしてくれるんだもんな。すごい世界になったもんだ」
「何ゆうてんの?」
訳のわからんことを言い出したから放置して監視カメラを探す。
一通り見たけどなさそうやな。志木も流石に怒られると思ったんやな。
「無かった?」
「うん、大丈夫」
そう言うと安心したのか側まで泉は寄ってくる。ピタリとくっついて離れない。
あたしの前だけこんな感じかと思えば、人がいても割と甘えモードにはいる泉が心配。
「これ以上、ファンはいらんのに」
ベッドに腰をかければ隣に座る泉。
ファンなぁ。ええけどさ?ええねんけど……きっとこんな甘々の泉みたら、もっとファンが沸いてくる。
「ファン?」
「泉のこと好きな女の子達」
「……ヤキモチ?」
「うん。ちょっとな」
素直にそう言うと思ってなかったのか、嘘!と驚いて喜んでいる。
「こんなに杏が好きなのに!他のやつが入る隙間なんてない」
「わぁ!!」
何故あたしは押し倒されてるんや。
「抵抗しないでよ」